重宝されるがん診療

 当院では、予防、早期発見と治療、緩和ケア、相談支援など、各段階においてスタッフの技術と設備を集中し、「重宝されるがん診療」を目指しています。 また、早期治療の一環として、手術までの待ち時間を極力少なくする体制を取るなど、“待たせない対応”を大切にしています。

石川県地域がん診療連携推進病院として───

 石川県内には、“がん”に対する専門的な治療を行う医療機関として、国が指定した「がん診療連携拠点病院」が5つあります。 「石川県地域がん診療連携推進病院」は、これに準ずる医療機関として石川県が指定したもので、より身近な環境で、質の高い治療を受けることができる体制の拡充を目的に、当院を含む9つの病院が指定を受けました。
 「石川県地域がん診療連携推進病院」として、今後より一層の体制を整え、 地域に根差した診療機能を提供していきたいと考えています。
診療・手術実績
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がん相談窓口

がん相談窓口

 からだの苦痛やこころの辛さ、社会生活の不安など、がん治療に関する様々な相談に、専門的な知識を有する看護師、 社会福祉士などが対応します。患者さんやご家族の他、近くにお住いの方、当院を受診していない方の相談もお受けしています。 対面相談の他、電話によるご相談も可能です。相談は無料です。

 【場 所】1階・安心窓口センター内(総合案内にお越しください)
 【対応時間】8:30~17:15(月~金曜日)/8:30~12:30(第2.4.5土曜日)
 【TEL】0761-51-5551㈹

がん相談窓口

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セカンドオピニオン外来

【セカンドオピニオン外来の目的】

 当院以外の医療機関を受診されている患者さんを対象に、「第二の専門医(主治医とは別の医師)」の立場から意見や判断を提供します。 病気や治療等について理解を深め、今後の「自己決定」の参考にしていただくことを主な目的としています。 現在治療中の医師の判断・治療法について、裁定や意見をすることはありません。

【当外来の対象となる方・対象とならない方】

■対象となる方

  1. 当院以外の医療機関を受診されている方。
  2. 主治医から診断・治療方針の説明を十分に受けたが、判断できずにお困りの方。
  3. 最終判断は、ご本人もしくは、ご家族が行うことをご了解いただける方。

■対象とならない方

  1. ご本人、そのご家族以外の方。また、ご家族の場合でもご本人の同意書をお持ちでない方。
  2. 受診されている医療機関に対する不満、医療事故、訴訟などに関するご相談を目的とされる方。
  3. 当院での治療や検査をご希望される方。※一般外来を受診していただきます。

【対応可能ながんの種類と担当医師】

対応可能な“がん”の種類 担当医師
肺がん・縦隔腫瘍
浦本 秀隆
胃がん・大腸がん・乳がん・甲状腺がん・食道がん・膵がん・胆道がん・GIST・中皮腫
佐久間 寛
吉光 裕
肝がん・原発不明がん
渡辺 美智夫
腎がん・膀胱がん・前立腺がん・精巣がん・尿路がん
水野 剛
子宮がん・卵巣がん・女性生殖器がん・性腺外胚細胞腫瘍
西本 秀明
皮膚腫瘍
三宅 美帆
口腔がん・上顎がん・下顎がん
西出 直人
眼腫瘍・眼窩腫瘍
安藤 佳奈子
※対応できない“がん”
 脳腫瘍・咽頭がん・喉頭がん・血液腫瘍・小児固形腫瘍・悪性骨軟部腫瘍など

【ご相談にかかる費用など】

  1. 費用は、30分5,500円(税込み)です。
  2. 全額自己負担となります。健康保険証は利用できません。
  3. お問い合わせ、予約等に関する費用は発生しません。予約後のキャンセルも可能です(キャンセル料は不要)。

【ご相談にあたり必要なもの】

  1. 「セカンドオピニオン外来 申込書」
  2. 「診療情報提供書」
  3. 現在、受診されている医療機関の主治医が記載したもの。
    その他、以下のような検査資料等がある場合は、主治医にご相談のうえご準備ください。
    • 血液検査の結果
    • 超音波検査の結果と画像
    • レントゲン検査、MRI、CT検査のフイルムなど
    • 病理検査の報告書など
  4. 「セカンドオピニオン外来 同意書」
  5. ご本人以外の方によるご相談の場合に必要です。
    ご本人であっても、相談者が未成年者の場合は、親権者の同意書が必要です。

【お問合わせ・お申込み】  

 がん相談窓口
お問合せ・お申込みはお電話でも承ります。
必要書類の確認等が必要になるため、事前にご来院頂きます。

 “がん”は、発見と治療が早いほど治る可能性が高くなります。当院では、様々な診療科とセンター治療が連携して、予防と早期発見に取り組んでいます。

予防


胃がんの予防

ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法

 胃がんの発生原因のひとつである「ヘリコバクター・ピロリ菌」。団塊の世代の半数以上が感染し、推定患者数は3,500万人とも言われます。 当院では、薬を服用することで、ピロリ菌を除菌する「除菌療法」を積極的に行っています。 詳しくはこちら

大腸がんの予防

大腸ポリープ切除

 大腸がんは、日本における“がん”の死亡数において、女性が第1位、男性が第3位です(2018年_国立がん研究センターがん対策情報センター)。 大腸検査で、“がん”になる可能性のあるポリープを早期に発見、治療することは大腸がんの予防につながります。 詳しくはこちら

肝がんの予防

肝疾患専門医療機関

 B型およびC型肝炎は、自覚症状がないまま病気が進行し、肝臓がんを発症することもあります。日本では、感染に気づいていない人も含めると、 100人に1~2人が感染していると推測され、国内最大の感染症ともいわれています。当院は、石川県より肝疾患専門医療機関の指定を受け、様々な肝疾患に対応しています。

子宮頸がんの予防

子宮頸がん予防ワクチン

 若い女性の発症率が増加している子宮頸がん。原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、女性の80%が一度は感染しているといわれるありふれたウイルスです。 当院では、予防ワクチンの接種や定期的な検診などによる予防と早期発見に取り組んでいます。 詳しくはこちら

肺がんの予防

禁煙外来

 肺がんだけでなく、様々な部位の“がん”の発症要因になる喫煙。がん以外にも、糖尿病や高血圧、高脂血症、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症などの原因になると言われています。 また、喫煙そのものが「ニコチン依存症」等の病気である場合もあり、治療を必要とする方もいます。「喫煙を卒業したい」と考えている方は、お気軽にご相談ください。 詳しくはこちら

早期発見


健診センター

健診センター

 “がん”の早期発見には、定期的な健康診断が重要です。当院では、宿泊ドックの 宿泊先を辰口温泉の旅館と提携し、心身ともにリフレッシュできるよう工夫するなど、定期的に健診を受けていただける環境づくりにも積極的に取り組んでいます。

内視鏡センター

内視鏡センター

 健診・胃検診の方の胃カメラ検査については、「経口・経鼻」「ハイビジョン」「麻酔あり・なし」 が選べます(精密検査の方は「ハイビジョン」で検査をします)。大腸カメラには、病変を強調して表示させることができる 「NBI(Narrow Band Imaging):狭帯域光観察」を使用し、小さく見えづらい病変の発見に努めています。

画像診断センター

画像診断センター

 マルチスライスCT(64列)、核磁気共鳴断層撮影装置MRI(1.5テスラ)、RI撮影装置、マンモグラフィ(X線乳房撮影装置)等により、広範囲を速く、微細に診断できる体制を整えています。PET検査は、他医療機関との連携により対応しています。

 幅広い診療科目やセンター治療を有する当院では、総合的な視点で、“がん”の治療に取り組むことが可能です。オペレーションセンターや外来化学療法センターは、 各科と連携しながらチーム医療で治療を行っています。

手術療法


オペレーションセンター

オペレーションセンター

 オペレーションセンターでは、様々な診療科やセンターが連携して手術にあたります。できる限り“キズの小さな”鏡視下手術やミニラパ(小開腹)手術を行い、 身体への負担を少なくするように努めています。また、リハビリテーションセンターとも連携し、リハビリの早期介入により入院期間を短くできるよう取り組んでいます。

内視鏡センター

内視鏡センター

 初期の胃がんや大腸がんは、NBIや超音波内視鏡による検査により条件が適合すれば、内視鏡による手術、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)等を 行います。いずれも、早期発見、早期治療が必要となるため、定期的に健康診断を受けるなど、積極的な健康管理が大切になります。
消化管内視鏡手術とNBI(芳珠記念病院のがん診療ブックより) (PDF)

化学療法


外来化学療法センター

外来化学療法センター

 抗がん剤で治療を行う「がん化学療法」。腫瘍内科の専門医等が、化学療法を行っています。(骨髄移植を伴う治療は除く)外来による治療は、家事や通勤、 通学をしながら治療を受けることができ、ご自分のライフスタイルに合わせた治療が受けられるメリットがあります。当院以外に通院されている病院やクリニックからの紹介で 当センターをご利用いただくことも可能です。

~安心してがん化学療法を受けて頂くために~

薬剤部

薬剤部

 安全で効果的な治療をめざし、がん専門薬剤師が活躍しています。効果やスケジュール、副作用とその対策など、複数の薬剤師がダブルチェックを実施しているほか、 服薬指導を事前に行うなど、安心して治療を受けていただけるよう取り組んでいます。

クリーンルーム

クリーンルーム

 7階病棟にクリーンルームを設置しています。専用の粉塵除去フィルター2台とエアコン、クリーンベッドや滅菌水精製装置、室内トイレを完備し、化学療法や血液疾患などで 抵抗力が低下する期間を、安全に過ごしていただけるように設計しています。保険適応となるため、別途個室料金はかかりません。

化学療法委員会

化学療法委員会

 化学療法委員会は、各科の医師、看護師、薬剤師により構成され、当院の化学療法をより充実させるための活動を行っています。マニュアルの整備や教育研修会への参加など、 院内の知識や理解を深めるだけでなく、案内や管理ノートを作成するなど、利用される皆さまの不安を和らげ、安心に変えられる取り組みを目指しています。

化学療法レジメン

化学療法レジメン

 レジメン(regimen)とは、がん種・治療目的ごとに使用する抗がん剤の種類・用法、用量などを指定する指示書のことです。当院では、抗がん剤治療の質向上を図ること などを目的に、当院で実施している化学療法のレジメンを公開しています。
がん化学療法レジメンの公開(地域の保険医療機関及び保険薬局向け情報)

放射線療法


 放射線治療は他医療機関との連携により対応しています。
・連携実績:金沢大学附属病院、金沢医科大学病院、小松市民病院、金沢医療センターなど

緩和ケア


 以前の緩和ケアは、“がん”に対する治療の効果があがらなくなった時期に行う「痛みの治療」という考え方が主流でしたが、近年は、“がん”と診断されたときから、 “がん”そのものの治療と並行し、必要に応じて行うようになっています(参考:WHOが提唱する「WHO方式がん疼痛治療法」(下図))。これにより痛みが緩和されるだけでなく、 治療に前向きに取り組むことができるようになります。当院では、外来、入院を問わず必要な方に緩和ケアを行い、身体面だけでなく精神面や社会面における相談などを含めた 支援を行っています。

外来:緩和ケア内科

【対 象】“がん”について相談したい方 (ご本人の受診が必要になります。)
【相談内容】からだの苦痛、こころの辛さ、社会や生活への不安等
【診 察】保険診療
【予約/お問い合わせ】がん相談窓口

入院緩和ケアチーム

 医師・看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・医療ソーシャルワーカー・事務職で構成された「緩和ケアチーム」が、病棟スタッフを交えて週1回の病棟回診を行い、 主治医と連携しながら痛みやこころの辛さなどをサポートしています。

がんのリハビリテーション


 “がん”のリハビリテーションの病期別分類には、①予防的②回復的③維持的④緩和的の4つがあります。①と②は、主に手術の前と後のことで、呼吸指導や早期離床を 目的とします。③と④は、身体機能を向上させる事が難しい時期に、現在の能力を維持する事や、QOL(生活の質)の高い生活が送れるよう支援する事が主な目的となります。
 当院では、医師・看護師・理学療法士・作業療法士などの多職種チームが、がん患者さんにリハビリを提供しており、全ての病期において、患者さんのニーズを尊重しながら ADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)の向上に繋がるリハビリに取り組んでいます。

がん登録


 「がん登録」とは、“がん”の診断、治療、経過などに関する情報を集め、 保管、整理、解析する仕組みのことです。当院でも、がんの診断、治療を受けた患者さんについての情報を登録(院内がん登録)し、国から義務付けられた機関に対して 情報提供を行っています。
 ※提供した情報をもとに、予後追跡を目的とした住民票照会が行われます。 予後追跡に同意されない場合は、「がん登録に関するお問い合わせ」窓口までお申し出ください。その他、当院における「がん登録」に関わる個人情報の取り扱い等については、 当院で定める 「個人情報保護方針」および 関係法令等(個人情報保護法)を遵守しています。

「がん登録に関するお問い合わせ」窓口
芳珠記念病院 医療企画部 情報企画課 診療情報担当
TEL:0761-51-5551㈹

外部リンク


“がん”に関する様々な情報を下記からご確認いただけます。

情報 【国立がん研究センターがん情報サービス】
“がん”に関する情報が、分かりやすく細部にわたり掲載されています。

情報 【石川県がん診療連携協議会】
石川県のがん診療連携について掲載されています。