内分泌代謝疾患

「おうちで暮らそう」をサポート

 在宅復帰のためには、入院後できるだけ早くからリハビリテーション(以下リハビリ)に取り組むこと、退院後もリハビリを継続することが大切です。当院では、病棟や外来だけでなく、グループ内の関連施設と連携して自宅への訪問リハビリを行うなど、少しでも早く退院し、安心して「おうちで暮らす」ためのサポートを行っています。
◆ 急性期のリハビリを実施
   入院後の早期からリハビリを開始することは、寝たきりによる体力の低下や、肺炎等の呼吸器合併症を予防するのに効果的です。当院では、理学療法士が365日、切れ目のないリハビリテーションを提供しています。また、手術後も早期にベッドから起き上がれるように、入院・手術前に理学療法士が外来での指導を行っています。
◆ 地域包括ケア病棟における「POCリハビリ」を実施
   地域包括ケア病棟では、月~土曜日の毎日、作業療法士が病棟に常駐しています。日常的な生活行為に関わり、安心しておうちでの暮らしに戻ることができるよう支援しています。また、朝食前後と夕食前後に病室を訪問し、生活行為(食事やトイレ、着替え、歯磨きなど)の練習を病棟生活の一部として行っています。その他、ご家族に対しても、退院後の介護方法の相談対応や、指導を行っています。 このような関わりを、当院では「POC(=Point Of Care)リハビリ」と呼んでいます 。
 
※Point Of Care リハビリとは

 当院独自の呼称です。インフルエンザの簡易テストのように、その場ですぐに結果が出る検査のことを「Point Of Care test」と言います。患者さんの生活の場を中心に関わり、結果を出せるリハビリという意味を込めて「Point Of Care リハビリ」と呼んでいます。
◆ 在宅復帰後、訪問リハビリを実施
   訪問リハビリの役割は、能力に応じて自立した日常生活を送れるように、心身機能の維持と向上を図ることです。退院後の在宅生活の安定化、在宅生活の継続支援、その人らしい生活の再構築と援助を目的に、リハビリ専門職がご自宅にお伺いします。

▶ ほうじゅ訪問看護・リハステーション緑が丘
 「ほうじゅ訪問看護・リハステーション緑が丘」より訪問リハビリに伺います。 要介護認定を受けている方であれば、どなたでもご利用いただけます。
◆「摂食機能療法」を実施
   うまく食べられない・飲み込めない方(摂食嚥下障害)に対して、その方の能力に応じた食事内容や姿勢、食べ方を検討し、より能力が発揮できるよう摂食機能療法に取り組んでいます。医師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士などが協働し、随時評価・練習・指導を行います。
 また、歯科衛生士とヘルパー2級以上のスタッフを対象とした当院独自の院内資格「FST(摂食機能療法士)」を設けています。資格を取得したスタッフが、患者さんお一人おひとりに口腔ケアを含めた事前評価を行い、看護師と言語聴覚士に情報を伝達しています。
◆多職種協働の取り組み
  【がんのリハビリテーション】
 医師・看護師・理学療法士・作業療法士からなるチームでがんの患者さんにリハビリを提供しています。がんのリハビリテーションの病期別分類には、①予防的②回復的③維持的④緩和的の4つがあります。①予防的 ②回復的は、主に手術前後のことで、呼吸指導や早期離床が目的となります。③維持的 ④緩和的では、身体機能を向上させる事が難しい時期であり、現在の能力を維持する事やQOL(生活の質)の高い生活が送れるように援助する事が主となっています。
 今後も全病期において、患者さんのニーズを尊重しながらADL(日常生活動作)、及びQOL(生活の質)の向上に繋がるリハビリを提供していきたいと考えています。
 
【妊婦さん対象「たまご教室」】

 妊娠前期・後期の妊婦さんを対象に、月2回「たまご教室」を開催しています。妊娠・出産を経て、女性の体型は大きく変化します。特に、骨盤周囲の筋肉や関節が弱まりやすく、様々なトラブルの原因ともなります。 そこで、妊娠周期に合わせて、赤ちゃんを産むために必要な筋肉や関節を作る準備をします。理学療法士としての専門的な視点から、産後の腰痛や尿漏れを予防する体操や、体力を維持し体型を戻すための体操などについて、動作の指導を行います。教室は質疑応答などを含めて30分程度です。
たまご教室
 
【便秘・肛門外来での「骨盤底筋体操」】

 直腸性便秘と診断された方に対して、理学療法士が個別に運動指導を行っています。直腸性便秘とは、便が直腸に運ばれてから便を排出できない状態 をいいますが、原因の一つとして、骨盤周りの筋肉=「骨盤底筋群」の働きが悪くなって いることが考えられます。「骨盤底筋群」は体を支える大切な筋肉でもあります。運動療法の専門家として、理学療法士が骨盤底筋体操の指導と練習を行います。
骨盤底筋体操