内分泌代謝疾患

みんなで取り組む糖尿病、手術で治る高血圧、甲状腺疾患の診療
 総合病院の機能を活かし、糖尿病代謝内科、内分泌内科を中心に、内分泌外科をはじめとする各診療科やセンターが、協働して診療にあたっています。特に「手術で治る高血圧」原発性アルドステロン症の診療では、南加賀地域の拠点的役割を担えるよう注力しています。
 糖尿病においては、専門医や認定看護師、糖尿病療養指導士を中心とした専門チーム「DO-BEST」が、診療の充実に取り組んでおり、患者会や糖尿病教室など、診療の枠を超えた取り組みも行っています。生活習慣病予防の啓発活動にも力を入れており、「病モンスター」を用いた生活習慣病講話を実施しています。

専門チーム「DO-BEST」
 
◆ 糖尿病
 糖尿病は増え続けており、20歳以上の6人に一人は糖尿病または糖尿病予備群と言われています。当院では、糖尿病専門医や糖尿病看護認定看護師、糖尿病療養指導士を中心に、糖尿病に対する診療・教育・指導に力を入れています。

【糖尿病教室】
 糖尿病の患者さん、ご家族、糖尿病予備群の方、どなたでも参加できる教室を開催しています。 お気軽にご参加ください。
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【糖尿病患者会:百寿会(ひゃくじゅかい)】
 当院で診察を受けている糖尿病患者さんと、そのご家族で作られている患者会「百寿会」があります。病院職員との交流や各種イベントを通じて、糖尿病と共に歩む人生がより豊かになるよう、お手伝いしていきます。
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◆ 高血圧症
 日本人の約3人に一人、およそ4,300万人の方が高血圧であると言われています。一口に高血圧と言っても大きく分けて2種類あり、一つは「本態性高血圧」、もう一つが「二次性高血圧」です。この2つは治療方法が異なるため、ご自分の高血圧がどちらなのかを知ることは、高血圧治療のポイントとも言えます。当院では、「二次性高血圧」の一つ「原発性アルドステロン症」の検査・診断・治療に注力しており、南加賀地区における拠点的役割を担っています。
◆ 原発性アルドステロン症
 「原発性アルドステロン症」は、副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されることにより高血圧症になる病気です。高血圧患者の5~10%、215~430万人はこの病気が原因と推定されています。原発性アルドステロン症の診断は、簡単な血液検査から始まります。初めて高血圧と診断された方だけでなく、すでに治療中で降圧剤を飲んでいるが血圧が下がらないという方も、ぜひ一度検査を受けることをお勧めします。
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◆ 副腎腫瘍
 副腎は、左右の腎臓の上にある臓器です。副腎皮質ホルモンやカテコラミンと呼ばれる、生命や血圧を維持するために欠かせないホルモンを分泌している大切な臓器です。 最近、他の目的で実施したCT検査で偶然発見される「副腎偶発腫」が多くなっています。
【参考資料】診療のハテナ解決BOOK~副腎に腫瘍があるといわれたら~(PDF)
◆ 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)、甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍
 甲状腺は首にある臓器で、体温や脈拍、新陳代謝を調整する甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンのバランスが乱れる甲状腺機能亢進症や低下症、甲状腺のできもの(甲状腺腫瘍)の診療を行っています。
◆ 特色ある生活習慣病予防・治療の取り組み
「病(やまい)モンスター」講演会
 「病モンスター」とは、生活習慣病をイメージしやすくするために当院の臼倉内科次長らが考案した架空のモンスターです。子どもから大人まで幅広い世代に受け入れられるストーリーを設定したアニメーションを自主制作し、専門医による解説を交えた講演会を各地で開催しています。
「病モンスター」を用いた生活習慣病講話のご案内(PDF)
   
病モンスター


「糖尿病かけはしチェック」制度
 「糖尿病かけはしチェック」とは、能美市や能美市医師会などが主導する糖尿病対策協議会「かけはしネットワーク能美」が行っている糖尿病治療の取り組みです。かかりつけ医(診療所)に糖尿病で通院中の患者さんを対象に、1、2年に一度、基幹病院で合併症の検査、栄養指導などを実施する制度です。複数の検査を半日にまとめるなど利便性の向上を実現しただけでなく、病状の定期的な評価や治療方針のチェックが可能となります。その他、かかりつけ医と基幹病院が連携して診療にあたることで、地域の糖尿病診療レベルの向上に繋がることが期待できます。
「糖尿病かけはしチェック」のご案内(PDF)