院長のご挨拶

新しい年を迎えるに当たり、芳珠記念病院を代表してご挨拶を申し上げます。

医療法人社団 和楽仁 芳珠記念病院 院長 佐久間 寛

私たちは、地域の皆さまに信頼される病院を目指し、毎年様々な取り組みをしています。新年の抱負を込めて、いくつかご紹介したいと思います。

長寿社会を迎えて

 国は、人生100年時代を見据え、どこに住んでいても適切な医療介護が受けられる社会を目標としています。医学の進歩により平均寿命は延びましたが、単に長生きするだけでなく、健康で快適に暮らす「健康寿命」を延ばすことが重要です。そのためには、地域に予防から急性期医療、療養、介護まで広く提供できるシステムがなくてはなりません。また、石川県の地域医療構想の中でも、将来能美市の医療体制をどうするかについての議論が始まっています。本年は、行政を中心に、能美市医師会や近隣の医療機関との連携を一層深め、地域のニーズを踏まえたよりよい体制作りを考えていきたいと思います。

JCQHCの認定更新

 当院は、公益財団法人日本医療機能評価機構(JCQHC)の認定を県内で2番目に受けましたが、本年は5回目の更新年となります。安全で安心できる良質な医療を提供していると機構に評価されることはとても重要と考えています。医療や安全基準のレベルは刻々と変化しており、常に見直すことは大切です。職員一丸となって受審に取り組みたいと思います。

院内デイケアの充実に向けて

 昨年4月にデイルーム『風和里』を開設しました。昨年より立ち上げた「すこやか生活支援グループ」(HeaLinG)の活動の一環で、院内デイケアを週3回開いており、入院患者さんを中心に利用していただいております。運営するスタッフの多くは院内職員ですが、地域の皆さまもボランティアとして参加されています。ボランティアの募集は随時行っていますので、患者さんに寄り添い、話し相手になって下さる方がいれば、お気軽にご参加ください。

研修・教育にさらなる注力を

 昨年8月に看護師特定行為研修指定機関の認可を受け、本年4月より研修が開始されます。この制度は、研修を受けた看護師が、医師の事前指示に従い一部の医療行為を代行できるもので、主に医師不足の在宅医療の場での活躍が期待されています。また、基幹型臨床研修医や金沢大学総合診療実習学生などの受け入れも継続することに決まっており、これらの教育研修事業にも力を入れたいと思っています。

 本年4月には、診療報酬・介護報酬の同時改定が6年ぶりに行われます。医療を取り巻く環境は日々変化していきますが、私たちは常に地域の皆さまの健康を守るため手を緩めることなく、より一層の努力をしてまいりたいと思っています。
平成30年が皆さまにとって、穏やかな良い一年となりますことをお祈り申し上げます。

-2018年1月 年頭のご挨拶より-