院長のご挨拶

芳珠記念病院を代表してご挨拶を申し上げます。

医療法人社団 和楽仁 芳珠記念病院 院長 佐久間 寛

【JCQHCによる認定審査】

 2018年は、公益財団法人日本医療機能評価機構(JCQHC)の認定更新を行いました。安全で安心できる良質な医療を提供することは重要であり、定期的に医療の質や安全基準のレベルを見直すことは大切です。5年ぶりとなる認定審査に際し、職員が一丸となって準備を行い、12月に無事終了しました。日頃の取り組みに対し、それなりに良好な評価をいただいたと考えていますが、今後の最終評価も参考にしながら、引き続き質の高いサービスを提供する病院を目指したいと思います。

【地域医療構想の取り組み】

 いわゆる団塊の世代の方々が後期高齢者となる2025年に向け、地域における適正な医療介護提供体制を検討するのが地域医療構想です。当院のある南加賀地区の医療体制についての議論も行われており、2018年には、南加賀地区地域医療構想アドバイザーに上田名誉院長が就任いたしました。能美市でも地域の方々の医療介護のニーズを踏まえ、石川県、能美市、能美市医師会、能美市立病院等の関係機関と、過不足のない医療介護を提供する体制作りの協議を進めていきます。人生100年時代を見据え、健康で快適に暮らす「健康寿命」の延伸と、どこに住んでいても適切な医療介護が受けられる社会を目指すことが求められています。そのためには、地域に予防から急性期医療、療養、介護まで広く提供できるシステムが必要と考えています。

【外部環境への対応】

 「働き方改革」に関連する法律が成立し、2019年4月より順次施行されます。時間外勤務時間の上限設定、有給休暇取得の推進などが骨子ですが、病院勤務の医療従事者には夜間勤務や当直勤務の必要があり、負担のない労働環境を整えるには、人員確保などの対策が必要です。当院では、病院職員の労働環境改善と医療サービスの質向上の両立に取り組んでいきたいと思います。 10月には、消費税の10%への増税が予定されています。医療費は非課税ですが、医療機関が仕入れている薬品や設備には消費税がかかっており、医療機関の負担は大きくなります。医療を取り巻く環境は相変わらず厳しいですが、私たちは手を緩めることなく地域の皆さまの健康を守るため努力していきたいと考えています。