令和3年度 芳珠記念病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 12 10 29 29 82 103 224 406 431 198
【集計データについて】
厚生労働省が実施する「令和3年度 DPC導入の影響評価に係る調査」に提出したデータ(以下、「DPCデータ」)を用いて集計しました。
    ●退院日が基準となっており、入院中の患者さんは含まれていません。
    ●集計期間内に、同じ患者さんが再度入院した場合は、その都度数えます。
    (例:芳珠太郎さんが4/1に入院して4/10に退院し、その後、10/1に入院して10/10に退院した場合は2人と数えます。)

DPCデータは、病棟グループ別(一般病棟グループ・その他病棟グループ)に分けて作成しています。
この指標は、厚生労働省が指定した方法に則って、一般病棟グループのデータを集計して作成しました。
    ●一般病棟グループとは、DPC算定病床に入院した患者さんのデータです。
      ※DPC算定病床とは、診断群分類に基づく支払方式(DPC/PDPS)の対象となる病床です。
    ●一般病棟グループから他の病棟へ移動された患者さん、他の病棟から一般病棟グループへ移動された患者さんは含まれています。
    ●一般病棟グループに一度も入院されなかった患者さんは含まれていません。

また、一般病棟グループに入院された患者さんのうち、以下の条件に当てはまる患者さんは集計に含まれていません。
    ●入院後24時間以内に死亡された患者さん
    ●歯科口腔外科に入院された患者さん
    ●医療保険を使用しなかった患者さん、もしくは医療保険と医療保険以外を併用した患者さん
       ※医療保険以外:労災保険、自賠責保険、治験、自費診療 など

そのため、病院全体の指標ではなく、主に診断群分類に基づく支払方式(DPC/PDPS)の対象となった患者さんの限定的な指標となっています。
なお、個人情報保護の観点から、0件~9件は、”-(ハイフン)”で表示しています。

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【年齢階級別退院患者数】
 当院は、一般病棟グループに属するDPC算定病床と、その他病棟グループに属する地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟(令和3年5月1日開設)、障害者病棟を有する総合病院です。年齢層は幅広く、中でも70歳以上の患者さんは多い傾向です。急性期治療を終えた後に、自宅や施設への退院が難しい場合には、患者さんの状態に応じた病棟へ移動して入院を継続することができます。また、白内障手術や大腸ポリープの切除、心臓カテーテル検査、早期がんの治療など、短期間に退院できる治療や検査を受けられる患者さんも多くなっています。
 なお、令和3年度は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行しており、退院患者数は流行前より少なくなっています。当院では、特別な体制を取り、感染拡大防止に努めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 45 37.84 17.35 2.22 85.44
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1(1)あり 手術・処置等2なし 39 2.56 3.06 0.00 69.74
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 33 40.42 20.57 0.00 87.58
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 27 23.74 13.14 3.70 82.07
0400800499x01x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 12 29.75 21.39 25.00 93.17
【診断群分類(DPC)について】
病名と行われた医療行為などを組み合わせて分類する方法です。数字と記号(X)を使って14桁で表されます。
左から6桁の数字でおおまかな疾患を表します。(050050→狭心症、慢性虚血性心疾患)
そこから、特定の医療行為(手術・処置・検査など)の有無や、患者さんの状態などによって枝分かれしていきます。
疾患により、分類数は異なります。少ないものでは1分類、多いものでは1600分類近くあります。
患者数の多い疾患でも、分類数が多いと数が分散されて掲載されない場合がありますのでご了承ください。

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【診断群分類別患者数:内科】
050130xx9900xx:心臓のカテーテル検査を行わず、お薬などで治療した心不全の分類です。平均年齢は極めて高く、様々な合併症があるため入院期間が長くなります。

050050xx9910xx:狭心症などの虚血性心疾患に対して心臓カテーテル検査を行った分類です。予約入院の場合、入院当日に検査を行い、特に処置を要さなければ翌日に退院できます。

040081xx99x0xx:誤嚥性肺炎(食べ物や飲み物のほかに、唾液や吐物などが誤って気管に入り起こる肺炎)のうち、手術や人工呼吸を行っていない分類です。平均年齢は極めて高く、治療に時間がかかります。

110310xx99xxxx:主にお薬で治療した急性腎盂腎炎などの尿路感染症の分類です。平均年齢は極めて高く、治療に時間がかかります。

0400800499x01x:市中肺炎以外(施設や病院入院中に発症した肺炎など)の肺炎のうち、75歳以上の患者さんに対して、お薬などで治療を行った分類です。平均年齢は極めて高く、治療に時間がかかります。

内科では、高齢者が罹患しやすい心不全、肺炎、尿路感染症の一般的な治療に加えて、血管造影検査、血管内治療、糖尿病の教育入院、人工透析、(血液)がんに対する抗がん剤治療などを多く行っています。
急性期の治療が終了したあと、自宅への退院が難しい場合には、患者さんの状態に応じた病棟へ移動して入院を継続することができます。
また、治療と並行して、看護師、薬剤師、リハビリなど、様々な職種が連携し、自宅あるいは施設への退院支援を行っています。
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 16 10.75 9.21 0.00 78.63
060350xx99x00x 急性膵炎 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 10.27 10.64 9.09 77.64
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2(6)あり 10 3.00 4.54 0.00 65.00
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11.68
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 2.65
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないDPCコードの「患者数」「平均在院日数(自院)」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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060340xx03x00x:胆管結石や胆管炎に対して、内視鏡手術(胆管ステント挿入、内視鏡的乳頭切開術(EST)、胆管結石の除去)を行った分類です。
060350xx99x00x:急性膵炎に対して、点滴治療を行った分類です。
060035xx99x6xx:結腸がんに対して、アバスチンもしくはザルトラップという抗がん剤を用いた化学療法を行った分類です。
06007xxx97x00x:膵臓がんなどの膵臓の腫瘍に対して、狭くなった胆管や十二指腸にステントを挿入するなどの手術を行った分類です。
060100xx01xxxx:大腸ポリープなどの大腸の腫瘍を、内視鏡下に切除した分類です。

消化器科では、食道から大腸までの消化管や、肝臓・胆道・膵臓の治療を行っています。
内視鏡治療に力を入れており、内視鏡を使った治療や検査を多く行っています。また、消化器がんに対する化学療法(抗がん剤治療)も多く行っています。
ご高齢の患者さんや基礎疾患をお持ちの患者さんは、治療に時間がかかることもありますが、2週間以内の入院が多くなっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 48 5.56 4.74 0.00 67.04
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 20 11.85 9.00 5.00 79.35
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2(4)あり 20 8.40 3.94 0.00 59.55
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 18 6.39 6.25 0.00 63.78
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 13 5.62 5.40 0.00 34.69
060160x001xxxx:15歳以上の鼠径ヘルニア(脱腸)の患者さんに、鼠径ヘルニア手術を行った分類です。腹腔鏡下に行った場合も含みます。
060210xx99000x:腸閉塞に対して、点滴や、鼻から管を胃に入れて内容物を体の外に出す治療を行った分類です。
090010xx99x4xx:乳がんに対して、特定の抗がん剤を用いた化学療法を行った分類です。(抗がん剤により分類が変わります。)
060330xx02xxxx:胆のう結石症(胆石)に対して、腹腔鏡下胆のう摘出術を行った分類です。
060150xx03xxxx:膿瘍や腹膜炎を伴わない虫垂炎に対して、虫垂切除術(いわゆる盲腸の手術)を行った分類です。腹腔鏡下に行った場合も含みます。

外科では、消化器をはじめとして、乳腺や肺、甲状腺、副腎に至るまで、幅広い臓器に対する外科治療を行っています。
患者さんの約半数は、8日以内に退院されています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 22 30.73 25.32 0.00 85.77
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 20.63
070343xx99x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2なし 13.35
070350xx01xxxx 椎間板変性、ヘルニア 内視鏡下椎間板摘出(切除)術 後方摘出術等 9.97
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病なし 5.99
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないDPCコードの「患者数」「平均在院日数(自院)」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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160800xx01xxxx:大腿骨の骨折に対して、骨折観血的手術や人工骨頭置換術を行った分類です。大腿骨の骨折は、高齢者が寝たきりになる原因の一つと言われています。当院では、早めの手術とリハビリを心掛けています。 急性期の病棟で1~2週間ほど治療を受けられたのち、地域包括ケア病棟(3F病棟・B1F病棟の一部)に移動してリハビリを続けられる患者さんが多くなっています。

07040xxx01xxxx:変形性股関節症や大腿骨骨頭壊死に対して、人工関節置換術や人工骨頭挿入術を行った分類です。
070343xx99x0xx:腰部脊柱管狭窄症に対して、保存療法を行った分類です。
070350xx01xxxx:椎間板ヘルニアなどに対して、内視鏡下にヘルニアを摘出する手術を行った分類です。
160700xx97xx0x:鎖骨の骨折に対して、手術を行った分類です。

整形外科では、骨折の手術や人工骨頭挿入術、人工関節置換術などの手術を多く行っています。
術後にリハビリを必要とする患者さんの多くは、手術から数日で地域包括ケア病棟(3F病棟・B1F病棟の一部)へ移動されています。
この指標の他に、地域包括ケア病棟に直接入院される患者さんも多くなっています。
なお、リハビリテーション科に転科した患者さん(主に回復期リハビリテーション病棟に移動された患者さん)については、リハビリテーション科に記載しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 33 3.36 4.83 0.00 71.91
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 25 3.00 2.71 0.00 76.80
020140xxxxxxxx 網脈絡膜炎・網膜炎・急性網膜壊死 16.14
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないDPCコードの「患者数」「平均在院日数(自院)」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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020110xx97xxx1:白内障に対して、両眼の手術を行った分類です。片眼の手術後に一旦退院し、7日以内に再入院してもう一方の手術を行った場合を含みます。上記の平均在院日数(自院)は、入院毎の平均となっています。
020110xx97xxx0:白内障に対して、片眼の手術を行った分類です。
020140xxxxxxxx:ヘルペスウイルスによる眼疾患などに対する治療を行った分類です。

眼科では、白内障の手術を多く行っています。一般病棟だけでなく、地域包括ケア病棟に入院して手術を行う場合もあります。
リハビリテーション科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 33 65.61 25.32 3.03 85.24
010060x0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2(2)あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 15.42
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 19.34
010069xx99000x 脳卒中の続発症 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 9.51
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 8.30
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないDPCコードの「患者数」「平均在院日数(自院)」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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※整形外科や脳神経外科などで治療を行った後、リハビリを継続するために転科された患者さんはこちらに掲載しています。
 (主に、回復期リハビリテーション病棟に移動された患者さんの指標となります。)

160800xx01xxxx:大腿骨の骨折に対して、骨折観血的手術や人工骨頭置換術を行った分類です。
010060x0990201:脳梗塞の分類です。発症からの日数や、意識障害の有無、治療内容などにより細かく分類されます。
160690xx99xxxx:背骨の骨折に対して、保存療法を行った分類です。コルセットを装着して、リハビリを行います。
010069xx99000x:脳卒中後遺症(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の後遺症)の分類です。リハビリ目的に転院して来られた患者さんが多くなっています。
160100xx99x00x:頭のけがの分類です。以前の頭のけがが原因となって起きる、慢性硬膜下血腫の患者さんが多くなっています。

当院は、令和3年5月1日に、回復期リハビリテーション病棟を開設しました。これにより、リハビリ体制は更に充実しました。
リハビリテーション科では、集中的なリハビリと並行して、様々な職種が連携し、自宅あるいは施設への退院支援を行っています。
急性期の治療から回復期のリハビリまで含んだ在院日数になりますので、平均在院日数は長く、転院率は低くなっています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 12 2.00 2.50 0.00 69.58
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13.14
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 7.02
110200xx99xxxx 前立腺肥大症等 手術なし 5.83
110320xx01xx0x 腎、泌尿器の疾患(その他) 経尿道的電気凝固術等 定義副傷病なし 9.03
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないDPCコードの「患者数」「平均在院日数(自院)」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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110080xx991x0x:前立腺がんが疑われる患者さんに対して、前立腺針生検法(組織を採取して調べる検査)を行った分類です。
110310xx99xxxx:急性腎盂腎炎などの尿路感染症に対して、お薬などで治療を行った分類です。
110070xx03x0xx:膀胱腫瘍に対して、経尿道的手術(尿道から内視鏡を挿入して、電気メスで腫瘍を切除する方法)を行った分類です。
110200xx99xxxx:前立腺肥大症に対して、排尿管理や、お薬などで治療を行った分類です。
110320xx01xx0x:膀胱出血などに対して、膀胱内の血の塊を除去する手術などを行った分類です。

泌尿器科では、泌尿器疾患に対する治療や、がんの診断や治療、尿が出にくい方への排尿管理などを行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 14 1 8
大腸癌 11 27 1 8
乳癌 30 1 8
肺癌 13 1 8
肝癌 1
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たない項目は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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『初発』とは、当院において、がんの診断や初めての治療を実施した場合を指します。
『再発』とは、当院・他院を問わず、初めての治療が完了した後に当院にて診療した場合や、がん治療後の再発や再燃、転移をきたした場合を指します。
10名未満は『-(ハイフン)』で表示しています。

当院では、手術(内視鏡、腹腔鏡、開腹)や化学療法(抗がん剤治療)、緩和ケアなどの幅広いステージに対するがん診療を行っています。5大がん以外にも、膵臓や胆道などの消化器がんや血液がん(悪性リンパ腫や白血病など)、泌尿器がん(膀胱がんや前立腺がんなど)、婦人科がん(子宮がんや卵巣がんなど)などのがん診療を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 41 19.76 79.20
重症 10 29.10 85.40
超重症
不明
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たない項目は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎のことです。
この指標は、20歳以上の市中肺炎の患者さんを対象に、入院時の状態を重症度分類法
(A-DROP:A(年齢)、D(脱水)、R (呼吸)、O(意識障害)、P(血圧))を用いて分類したものです。

当院には、中等症の肺炎で入院される患者さんが最も多くなっています。
ご高齢の患者さんや、基礎疾患をお持ちの患者さんは、治療に時間がかかることもあります。
急性期治療を終えたあと、自宅等への退院が難しいときは、病状に応じた病棟へ移動して療養を続けることができます。
なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺炎は、この指標に含まれていません。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 67 50.31 79.94 5.97
脳梗塞は、長期に渡るリハビリが必要になることが多い病気です。
当院では、急性期治療の後、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟(令和3年5月1日開設)へ移動してリハビリを継続できる体制を整えています。
また、治療と並行して、様々な職種が連携し、自宅あるいは施設への退院支援を行っています。
平均在院日数は、急性期から回復期のリハビリまでを含んだ日数です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 18 3.44 23.50 0.00 85.17
K654 内視鏡的消化管止血術
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満
K6851 内視鏡的胆道結石除去術 胆道砕石術を伴うもの
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行し、手術を受けられた患者さんは流行前より少なくなっています。当院では、特別な体制を取り、感染拡大防止に努めています。

【手術の集計について】
 ●入院中に複数の手術を行っている場合は、主たる手術のみをカウントしています。そのため、実際の手術件数とは異なります。
 ●厚生労働省が定めた軽微な手術(傷の縫合など)は、カウントから除外しています。

※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないKコードの「患者数」「平均術前・術後日数」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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K688:狭くなった胆管や膵管にステントという管を入れ、胆汁や膵液の流れを良くする手術です。胆管や膵臓の腫瘍や胆管結石、胆管炎などに対して行われます。
K654:胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化管出血に対して、内視鏡下に止血する手術です。
K7211:大腸ポリープを内視鏡下に切除する手術です。外来で受けられる手術ですが、患者さんの状態やポリープの数・形状によっては入院治療をお勧めしています。
K6851:胆管の出口を広げ、バスケットワイヤーカテーテルを用いて胆管結石を砕いて取り除く内視鏡手術です。
K6871:十二指腸乳頭(胆管と膵管の出口)を広げる内視鏡手術です。内視鏡を通して挿入したメスで乳頭を切開します。

消化器科では、毎年多くの内視鏡手術を手掛けています。ほとんどの手術は、B1階 内視鏡センターで行います。
一般病棟だけでなく、地域包括ケア病棟に入院して行うこともあります。(地域包括ケア病棟の件数はこの指標に含まれていません。)
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術(両側) 32 0.78 3.28 0.00 64.31
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 32 2.00 4.63 0.00 60.91
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 16 1.63 3.94 0.00 72.50
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 11 1.00 6.18 0.00 56.45
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 11 1.45 3.45 0.00 36.09
K634:腹腔鏡下に行う鼠径ヘルニア(脱腸)の手術です。
K672-2:腹腔鏡下に行う胆嚢摘出術です。胆石や胆嚢炎、胆嚢ポリープなどに対して行われます。
K6335:鼠径ヘルニア(脱腸)の手術です。
K4762:乳がんに対して行われる、乳房温存手術です。乳房を部分的に切除します。
K718-21:虫垂炎などに対して、腹腔鏡下に虫垂を切除する手術です。いわゆる盲腸の手術です。

外科では、胆石や鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)、大腸がんなどを中心とした消化器系疾患、乳がんを中心とした乳腺疾患のほか、甲状腺や副腎など、各専門医のチーム医療のもと、幅広い疾患の診療を行っています。
また、体のキズが比較的小さく済む腹腔鏡手術を多く手掛けています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 22 2.14 34.73 9.09 81.05
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 12 3.25 33.25 0.00 76.83
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨
K134-22 内視鏡下椎間板摘出(切除)術 後方摘出術
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないKコードの「患者数」「平均術前・術後日数」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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K0461:肩甲骨や上腕骨、大腿骨の骨折に対して、皮膚を切開し、骨折部を内固定材にて固定する整復手術です。
K0811:主に大腿骨頚部骨折に対して行われる、骨折部を人工骨頭に置き換える手術です。
K0821:変形した股関節や膝関節を、人工関節に置き換える手術です。
K0462:前腕や下腿、手舟状骨の骨折に対して、皮膚を切開し、骨折部を内固定材にて固定する整復手術です。
K134-22:主に椎間板ヘルニアに対して行われる、内視鏡下にヘルニアを摘出する手術です。

整形外科では、骨折の手術や人工骨頭挿入術、人工関節置換術などの手術を多く手掛けています。術後は地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟へ移動してリハビリを行っています。
なお、リハビリテーション科に転科した患者さん(主に回復期リハビリテーション病棟に移動された患者さん)については、リハビリテーション科に記載しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 58 0.00 2.21 0.00 74.02
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないKコードの「患者数」「平均術前・術後日数」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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K2821ロ:白内障の手術です。濁った水晶体を摘出し、眼内レンズを挿入します。 手術は入院当日に行い、入院日数は2~3日です。基本的には、片眼ごとの入院となります。

眼科では、毎年多くの白内障手術を行っています。一般病棟だけでなく、地域包括ケア病棟に入院して手術を行う場合もあります。(地域包括ケア病棟の件数はこの指標に含まれていません。)
リハビリテーション科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 24 2.33 68.46 0.00 87.75
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 11 10.27 62.73 9.09 81.36
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝
K047-3 超音波骨折治療法(一連につき)
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たないKコードの「患者数」「平均術前・術後日数」「転院率」「平均年齢」は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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※整形外科や脳神経外科などで治療を行った後、リハビリを継続するために転科された患者さんはこちらに掲載しています。
(主に、回復期リハビリテーション病棟に移動された患者さんの指標となります。)

K0461:肩甲骨や上腕骨、大腿骨の骨折に対して、皮膚を切開し、骨折部を内固定材にて固定する整復手術です。
K0811:主に大腿骨頚部骨折に対して行われる、骨折部を人工骨頭に置き換える手術です。
K0821:変形した股関節や膝関節を、人工関節に置き換える手術です。
K047-3:骨折した部位に、1日1回弱い超音波を当てて、骨の癒合を促進する治療法です。 
K164-2:頭の皮膚を切開し、骨に孔を開けて血腫を取り除いて洗浄する手術です。

当院は、令和3年5月1日に、回復期リハビリテーション病棟を開設しました。これにより、リハビリ体制は更に充実しました。
リハビリテーション科では、集中的なリハビリと並行して、様々な職種が連携し、自宅あるいは施設への退院支援を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
※厚生労働省の定める表示方法に則り、患者数が10件に満たない項目は、”-(ハイフン)”で表示しています。
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130100:播種性血管内凝固症候群(DIC)
がんや重症感染症などに合併して起こる重篤な病気です。血液がかたまりやすくなり、全身の細い血管の中に微小な血栓が多発して、肝臓や腎臓など重要な臓器に障害を起こします。その一方で出血しやすくなります。
                    
180010:敗血症
感染が原因で重篤な全身症状を引き起こす病態です。

180035:その他の真菌感染症
他の診断群分類に含まれない真菌感染症です。真菌とはカビの仲間の総称で、代表的なものに、白癬菌(みずむし)、カンジダ、アスペルギルスなどがあります。

180040:手術・処置等の合併症
手術や処置、検査などにより起こった疾患に対して治療を行った分類です。
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