よくぞ聞いてくれました

恥ずかしがらなくて大丈夫!実は多い肛門疾患その5「直腸瘤による便秘」
 前回は直腸脱についてご紹介しましたが、他にも直腸の不具合によって起こる便秘があります。なかでも今回は、直腸瘤について肛門疾患専門医の前多先生に聞きました。
直腸瘤って何ですか?
これは出産経験のある中年以降の女性に起こるものです。直腸と膣との間の壁が薄くなり、排便時にいきむと直腸が膣側に袋状に膨らんでしまいます。そのため、便を押しだす力が肛門方向に向かず、うまく便がだせない状態です。(右図参照)
 排便時にいきむと直腸が出てきてしまい、さらにいきむと便は出ますが、強いいきみにより直腸脱が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。
直腸瘤の症状を教えてください。
残便感や、便がつまった感じがします。中には、直腸が膣方向に膨らまないように指を膣に入れて排便する人も見られます。(右図参照)
どのようにして治療するのですか?
膣側から、膣と直腸との間の壁を周囲組織で補強する手術を行います。
 便秘の方で、便が出そうなのに出ない、便がつまって残っているように感じるという方は、直腸の異常が原因かもしれません。まずは主治医にご相談ください。