よくぞ聞いてくれました

恥ずかしがらなくて大丈夫!実は多い肛門疾患その4「直腸脱による便秘」
 便秘は、弛緩性便秘のように大腸全体の動きが悪くなることによって起こるだけではなく、便の出口に近い直腸の不具合により起こることもよくあります。直腸が原因で起こる便秘について、専門医師の前多先生に聞きました。
便秘の原因になる直腸の異常には、どんなものがありますか?
代表的なものの一つが「直腸脱」です。直腸を支え固定している周囲の組織が弱くなり、排便時に直腸が肛門から筒のような形で出てきてしまう状態です。高齢の女性に多く、骨盤内の臓器を支える筋肉が弱くなっているため、子宮脱や膀胱脱を伴うこともあります。
 排便時にいきむと直腸が出てきてしまい、さらにいきむと便は出ますが、強いいきみにより直腸脱が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。
直腸脱の治療は、どのように行っていますか?
直腸脱は手術で治します。肛門から手術を行う方法や、お腹を開けて行う方法があります。高齢の方には、より体の負担が少ない肛門からの手術を行っています。肛門からの手術の術式はいくつかありますが、どの手術にも利点・欠点があり、入院期間にも差があります。
 肛門外科では、その方の症状に最も適した手術法を選択しています。ぜひお気軽にご相談ください。