よくぞ聞いてくれました

恥ずかしがらなくて大丈夫!実は多い肛門疾患その2「ここまで進んだ!ALTA療法」
 前回に引き続き、ちょっと人には聞きづらい肛門の疾患について、専門医師である前多先生に聞いてみました。今回は、痔の治療法についてです。
痔の治療法にはどのようなものがあるのですか?
痔の治療には、軟膏など薬による治療と、手術による治療があります。痔のある場所、症状の具合により患者さんと相談し、治療法を決定します。
手術は怖いので、受けたくないのですが…
時々の出血、肛門の違和感程度の症状は薬での改善が期待できますが、排便時にイボが飛び出して指で戻さなければならないものは、手術をお勧めします。
 確かに手術と聞くとためらうかもしれませんが、最近では、切らずに治せるALTA(アルタ)療法という治療が可能となりました。
ALTA療法とは、どのような治療法なのですか?
痔の中で最も多いと言われている「痔核(イボ痔)」に効果のある治療法で、内側にできた痔核に4か所に分けて直接薬剤を注射することで血流を悪くし、痔核の周囲組織に炎症を起こします。結果として、出血を抑制したり、痔核を縮小させ、飛び出ないようにすることができます。(右図参照)
 ALTA療法は、痛みや出血が少なく、入院が必要な期間も短いため、患者さんにとって負担の少ない治療法です。但し、症状によってはこの治療法が適さない場合もあります。まずは主治医にご相談ください。