検査結果について
当院で行われている主な血液検査項目の説明です。ご不明な点などございましたら、お気軽に担当医師までお問い合わせください。
血液学検査
検査項目名 基準範囲(*) 検査内容
WBC 白血球数 3.3~9.0千/μl 白血球は骨髄で作られ、最近や異物から体を守る細胞です。白血球数の増減から体の状態や病気の推定ができます。
RBC 赤血球数 男 430~570万/μl
女 380~500万/μl
赤血球は骨髄で作られ、各細胞に酸素を運搬する細胞です。赤血球の増減から貧血や赤血球増加症の指標となります。
HGB ヘモグロビン 男 13.5~17.5g/dl
女 11.5~15.0g/dl
血色素といい、赤血球中に含まれ、酸素を運搬する中心的役割を果たしています。貧血の指標となります。
PLT 血小板 12.0~35.0万/μl 出血時血栓をつくって血を止めるように働きます。出血傾向があるかどうかの検査になります。
                                       
血清学検査
検査項目 基準範囲(*) 検査内容
CRP定量       0.0~0.4mg/dl 炎症や組織の破壊が起こると増加する蛋白です。回復とともに現象するので炎症症状の指標となります。
             
生化学検査
検査項目 基準範囲(*) 検査内容
TP 総蛋白 6.7~8.3g/dl 栄養状態や肝・腎機能をみる検査です。
ALB アルブミン 3.8~5.3g/dl 腸の吸収力や、肝臓での産生能力をみる検査です。総蛋白の一部で、総蛋白と同様に栄養状態や肝機能を見る検査です。
GOT
(AST)
   8~38IU/l 肝臓・筋肉・赤血球内にある酵素、これらの破壊によって血中に出てきます。
GPT
(ALT)
   4~44IU/l 肝細胞内にある控訴で肝細胞の破壊によって血中にでてきます。GOTより肝臓に特異的です。
ALP    104~338IU/l 肝胆道系酵素です。ほかにも、骨・胎盤・小腸に存在しています。
LDH   106~211IU/l 体のすべての細胞に存在する酵素なので、細胞の破壊状態を反映する検査です。
γ-GTP   16~73IU/l 肝胆道系酵素です。アルコールや薬の影響を受けます。
ChE   203~460IU/l 肝細胞で産生される蛋白なので肝細胞の産生能力を反映する検査です。
LAP   30~70IU/l 肝胆道系酵素です。
CPK   男 24~195IU/l
女 24~170IU/l
心筋と骨格筋の破壊で上昇します。急性心筋梗塞の指標として用いられています。
CPK-MB   6~24IU/l 心筋に特異的な項目です。急性心筋梗塞の指標としてCPKと併用されます。
AMY 血清アミラーゼ 43~116IU/l 膵臓と唾液腺でつくられる酵素です。主に膵の産生能力をみる検査です。
TBL 総ビリルビン 0.2~1.2mg/dl 胆汁色素のひとつで、増加により黄疸を生じます。
DBL 直接ビリルビン 0.0~0.4mg/dl 肝臓での処理能力や胆汁への排泄能力をみる検査です。
UA 尿酸 7.0mg/dl以下 肝臓、骨髄、筋肉で産生され、尿中に排泄されます。尿酸の排泄の低下や過剰産生を反映し、主に腎臓の排泄能力をみています。
BUN 尿素窒素 8~20mg/dl 膵臓で産生、腎臓から排泄されます。肝の産生、腎の排泄能力をみる検査です。
CRE クレアチニン 男 0.6~1.1mg/dl
女 0.4~0.8mg?dl
筋肉でつくられ、尿中に排泄されます。腎の排泄機能をみる検査です。
Na ナトリウム 137~147mEq/l 血清中の陽イオンの90%以上を占め、体内の水分調節に重要な役割を果たします。
K カリウム 3.5~5.0mEq/l 細胞内にある陽イオンです。尿中に排泄することで調節しています。
Cl クロール 98~108mEq/l 血清中の陰イオンの大半を占め、Naと平行した変動をします。
Ca カルシウム 8.4~10.6mEq/l 骨や歯に多く含まれ、小腸・腎・骨・甲状腺により調節されています。
IP 無機リン 2.3~4.3mg/dl 体重の約1%を占め、大半は骨に含まれています。
TCH 総コレステロール 130~220mg/dl 220mg/dl以上を高コレステロール血症といい、動脈硬化の危険因子とされています。
TG 中性脂肪 149mg/dl以下 150mg/dl以上を高トリグリセリド血症といい、動脈硬化の危険因子とされています。
HDL-C HDLコレステロール 男 41~80mg/dl
女 41~90mg/dl
善玉コレステロールといい、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
Fe 血清鉄 男 50~210μg/dl
女 50~170μg/dl
貧血の検査です。
UIBC 不飽和鉄結合能 男 120~330μg/dl
女 110~425μg/dl
鉄を各臓器に運搬するトランスフェリンの肝臓での産生能力や、体外喪失の状態の把握に測定します。
TIBC 総鉄結合能 男 250~410μg/dl
女 250~460μg/dl
トランスフェリンの増減を意味しています。

糖尿病関連検査
検査項目 基準範囲(*) 検査内容
血糖   70~109mg/dl 膵臓より分泌されるインスリン調節されています。空腹時血糖が126mg/dl以上を糖尿病といい、診断に用いられます。
Hb A1C
(ヘモグロビンA1)
  4.3~5.8% 過去1~2ヶ月の血糖を反映し、血糖のコントロールに使用されます。
グリコアルブミン   11.0~16・0% 過去2週間の血糖を反映し、血糖のコントロール使用されます。

腫瘍マーカー
検査項目 基準範囲(*) 検査内容
CEA   0.0~5.0ng/ml 癌の検査です。
癌の勢いの程度をみる検査ですが、高くてもがんでない場合もあります。
CA19-9   0~37U/ml
αフェトプロテイン   0.0~10.0ng/ml
PSA   0.0~3.0ng/ml
CA125   0.0~35.0U/ml

甲状腺
検査項目 基準範囲(*) 検査内容
TSH   0.35~4.94μIU/ml 甲状腺を刺激してホルモンを分泌させるホルモンです。甲状腺機能の検査です。
FT4   0.70~1.47ng/dl 甲状腺機能の検査です。
FT3   1.71~3.71qg/ml 甲状腺機能の検査です。

感染症
検査項目 基準範囲(*) 検査内容
HBs抗原   (-) B型肺炎の検査です。
HBs抗体   ・・・ HBs抗体陽性者はB型肺炎ウィルスの感染を予防できます。
HCV定性   (-) C型肝炎の検査です。
TPLA定性
RPR定性
  (-)
(-)
梅毒の検査です。

外注検査
検査項目 基準範囲 検査内容
尿素呼気試験   (-) 診断薬の負荷前後の呼気を採取し、その変化によりピロリ菌の感染診断をします。
蛋白分画   アルブミン60.2~71.4%
α1 1.9~3.2%
α2 5.8~9.6%
β 7.0~10.5%
γ 10.6~20.5%
どの蛋白が減少しているかによって、おおよその病態の推測をします。
リパーゼ   11~53IU/l 膵臓病の診断や経過観察に用いられます。
トリプシン   110~460ng/ml
BNP   20.0pg/ml以下 ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチドといい、心室でつくられます。心臓の産生能力や腎臓の排泄能力をみます。心不全などで増加します。
HANP   40pg/ml以下 ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドといい、心房でつくられます。意味はBNPと同様です。
レニン活性   0.3~5.4ng/ml/hr 腎臓でつくられ、血圧調整や水・電解質代謝に重要な役割を果たしています。高血圧や腎疾患の診断に用いられます。
アルドステロン   35.7~240pg/ml
フェリチン   男 27~320ng/ml
女 2.4~89ng/ml
肝臓、脾臓、心臓などに存在し、各組織の破壊により血中に増加するので、腫瘍マーカーとして用いられています。

(*)基準範囲は当院の測定法による設定です。